転職の不安を打ち消すための自己理解とマインドセット

転職を考えたときに「就職先が決まるのだろうか」といった不安を持っていたり、「自分の本当にやりたいことがわからない」など自己分析ができていなかったりする人も多いのではないでしょうか。

不安な気持ちは転職活動全般や面談時の態度としても現れてしまいます。また、自己分析が不十分だった場合、自分自身の強みを理解できておらず、企業とのマッチングもうまくいきません。

そこで今回は、スタンフォード大学教授で心理学者のキャロル・S・ドゥエック氏が提唱する科学的に実証された最強のメンタル「成長マインドセット」と自己理解のためのヒントを紹介していきます。

転職における不安とは

そもそも転職を考えている多くの人は、どういった部分に不安を感じているのでしょうか。今回は主な原因とされている2つを簡単に説明します。

先のことを想像できない「不確実性」

転職に限らず、未来のことは誰にも分からない不確実なものの連続です。そういった先の分からないものには不安を感じてしまいます。

特に転職の場合は、「本当に今よりいい仕事が見つかるのだろうか」「内定がなかなかもらえなかったらどうしよう」といった不安を持ってしまうのではないでしょうか。

職場で生まれる「人間関係」

どうしても仕事をする上で避けて通れない問題が「人間関係」です。特に転職の際に問題になるのが、「退職届を出したのに受け取ってもらえないのでは」や「先輩や上司から止められるのではないか」といった退職時に関するものや、新たな職場での人間関係が不安といったものが挙げられます。

転職前に自分の可能性を理解する

転職先の企業を考える時に基準となるのは、給与や福利厚生、仕事内容などではないでしょうか。

そういった企業を選ぶ基準となる軸は、転職を考える上で非常に大切な部分です。しかし、それ以上に大切なのは自分がその企業に入社して活躍できる可能性があるのかです。

自分の可能性を理解することで、今の自分は、志望する企業へどんな価値を提供することができて、これから自分には何が必要なのかがわかってきます。そうすれば、応募する企業も自ずと決まっていくのではないでしょうか。

自分自身を商品として考え、マーケットバリューを測る

あなたのマーケットバリュー、すなわち転職で上手くいく自分の可能性を判断するには3つの軸によって決まるとされています。

 【人的資産】

人的資産というのは、端的にいうと人脈です。自分が転職をした際に、新しい職場でも今まで通り仕事をしてもらえる同僚や先輩、お得意先は、どのくらいいるのかを考えてみましょう。実は人に好かれるというのも資産の1つになるのです。

 【1人当りの業界の生産性】

業界全体をみたときに、あなたは生産性が高い業界にいるのか低い業界にいるのかを考えましょう。これを理解することで、転職をする際に将来的に自分の給与が上がるのか下がるのかを予測することができます。

 【技術資産】

自分が現在どういった業界で働いているのか、肩書き・経験をしてきたのかを明確にしましょう。

例えば、Web広告業界の法人営業の方であったら

  ・Web広告の業界経験
  ​​​​​​​・法人営業経験
  ・新規の法人営業開拓

こういった肩書きや経験があります。

明確にした上でその肩書きや経験が、その市場の中で希少価値が高いのか、すなわち『レア』なのかを考えましょう。貴重な経験をしていればしているほど、あなたの技術的資産は高まっていきます。

以上の3つの観点から、自分にはどのくらいマーケットバリューがあるのかを考えてみましょう。自分の可能性を理解した上で転職を考えることで、今の自分には何が必要なのか、何ができるのかがわかるはずです。

参考元:北野唯我(2018)『転職の思考法』ダイヤモンド社

不安を打ち消す最強のメンタル「成長マインドセット」

成長マインドセットとは、簡単に言うと「自分は努力や経験をすることによって、成長できるものだ」という考えを持つことです。

この成長マインドセットを身につけると、失敗してただ落ち込むのではなく、何が原因で失敗したのかを分析して次に繋げるための改善策を考えることが自然とできるようになり、挑戦が楽しくて仕方がないといった心境になります。

スポーツ選手や芸能人、実業家の中でも成功している人たちは、そういったマインドセットを持っていることが多いと言われます。

転職に対する不安を打ち消すためには、この成長マインドセットを習得することが重要です。

参考元|キャロル・S・ドゥエック(2016)『マインドセット「やればできるの研究!」』草思社

まとめ

転職で大切なことは、自分の可能性をあらかじめ理解して、掲げた目標に向かって何が必要かを逆算し、そのために必要な努力の戦略と選択を決めて実践することです。

転職をしたいと考える理由は一人ひとり様々ですが、転職して現状よりいい職場で働きたいという本質的な気持ちは変わりません。

人生100年時代と言われている今日、「転職することが当たり前」という認識が広がりつつあります。転職が当たり前になっているからこそ、成功に繋がるようにしっかりと準備をしていきましょう。

株式会社ミクシィ・リクルートメント

株式会社ミクシィ・リクルートメント

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Find Job!×ferret 終了と移行のお知らせ

2019-09-17 14:38

いつも「Find Job!×ferret」をご愛読いただき誠にありがとうございます。 この度、Find Job!×ferretは9/30(月)で終了することとなりました。

『従業員体験(Employee Experience)』とは

2019-08-21 10:44

従業員体験( Employee Experience 以下:EX)とは、文字通り従業員がその企業で働くことで得られる体験のことです。具体的には、オフィス環境や福利厚生、オンボーディングなど、従業員が企業で働く上で欠くことのできない直接的要因が多く該当します。 このEXが注目されるようになったのは、IT技術の普及により、労働環境のみえる化ができ、今まで暗黙の了解とされていた長時間残業や社内環境が明るみになったことや、採用難による離職率の低下を防ぐことが多くの企業にとって課題となってきたという背景があります。また、転職が当たり前の市場になりつつあるからこそ、従業員が自社で働く理由を見出す必要が出てきたということもあります。 この体験を通じて、企業は従業員の満足度を高めることを目指しています。従業員の満足度を高めることで、先ほど述べたようにエンゲージメントの向上による離職率の低下や日々の業務の生産性向上に貢献することができるのです。

中途入社予定者フォローの必要性と3つの例

2019-08-19 18:16

内定後から入社までの期間をどのように過ごすかで、その人の入社に対する熱量は大きく変化します。実際に、多くの企業は新卒の内定者に対し、懇親会や内定式といった様々なイベントを企画されています。 しかし、内定をもらった中途入社の方に対し、そのような機会を設けることはあまりありません。そこで今回は、中途入社予定者に対する入社までのフォローの必要性と具体例を紹介します。

『エバンジェリスト』とは

2019-08-16 10:26

エバンジェリストとは、IT業界においてテクニカルエバンジェリストとも呼ばれ、テクノロジーの情報や自社サービスのことを、社内外に分かりやすく説明する、エンジニアとマーケターを合わせたような職種です。もともとエバンジェリストとは、キリスト教における福音主義(evangelicalism)からきており、福音(良い音信)を伝える人を指します。

『アルムナイ』とは

2019-08-08 09:30

アルムナイとは卒業生や同級生を意味する英単語「alumnus」の複数形「alumni」が語源になっています。ビジネス界においては、企業から卒業した人、つまり退職者のことを指します。 海外では主流の考え方の1つで、ハーバード大学、オックスフォード大学などはアルムナイに向けて、イベントを企画したり、アルムナイしか買うことのできないグッズを制作したりしています。 外資系コンサルティング会社アクセンチュアでは、アルムナイに対する様々な制度を設けています。具体的にはインターネット上にクローズドのコミュニティを作り、そこで情報共有を行ったり、スキル・人脈をシェアしたりすることができます。所謂オンラインサロンのような役割を担っているのです。


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