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変わりゆく転職市場に求められるこれからの『面接のあり方』とは

みなさんは『面接』はどのような場だと考えていますか。

リファラルやダイレクトリクルーティング、スクラム採用やアルムナイ採用など、様々な採用手法が増えましたが、どの採用手法を取り入れたとしても途中には「面接」があります。

様々な採用手法も増え、情報が可視化されやすくなった今、転職がしやすい時代になっているからこそ多くの企業が人手不足に陥り、優秀な人材に出会うのも一苦労。そんな厳しい採用市場の中で「面接」がどれほど重要であるかは採用担当者は身を以て感じていることかと思います。
今一度、採用市場の中で変わりゆく『面接』に求められることについて考えてみましょう。

企業側の「面接次第」で求職者の「志望度」が変わる

株式会社リクルートキャリアの調査によると、「面接シーン」における企業の対応について、どういったことが求職者の入社意志決定に影響するのか調査結果を発表しました。

​​​​​​​引用元|https://www.recruitcareer.co.jp/news/pressrelease/2019/190611-01/

この結果から、企業の面接対応の質次第で、求職者の心を惹きつけ、企業への入社志望度・意思決定度が大きく変わってくる事がわかりました。今、いかに面接の質をあげるかが重要になってきているのです。

面接は「質」は「双方の理解」で高められる

とはいえ、どうやって面接の質をあげれば良いのでしょうか。ただ面接官の態度を省みればいい話なのか、求職者にとって心地の良い雰囲気作りに徹すればよいのか。そう悩む担当者の方も多いでしょう。

面接の質をあげればそれは良い面接と呼べますが、良い面接とは何でしょうか。

それは求職者と採用者の双方が「現場が求める人を理解し、求職者の希望に対して理解する姿勢」と「入社前・入社後・数年後のキャリアの実現イメージもてる」場であることです。

まず、担当者は「現場がどういう人を求めているのか」を把握した上で理解しなければなりません。とはいえそもそもどれぐらいの採用担当者が把握できているのでしょうか。

株式会社ADKホールディングスの調べでは、新卒採用選考官経験者の大半が「採用基準が曖昧」なまま選考を行っていることが判明しました。

Q.あなたの会社の新卒採用では「明確な採用軸(採用基準)」が設定されていますか。
  もっとも近いと思うものをひとつだけお選びください。 [SA](N=100)


Q.あなたは、ご自身の会社に必要な人材像についてどの程度理解していますか。
 もっとも近いと思うものをひとつだけお選びください。 [SA](N=100)


参照元|https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000040465.html

上記の調査結果は新卒採用担当者をターゲットとしていましたが、おそらく中途採用担当者でも似た結果がでるでしょう。全ては採用要件が明確にされていないことが原因ではありますが、それが故に面接で「どういった質問をすれば良いかわからなくなる」「今の時期にこのスキルセットの人はいるのか」「求職者が入社した場合のキャリアイメージを共有できない」という問題がいくつも出てくるのです。

問題を解決していくには、現場と必要であれば事業部全体で話し合い、どんな人材がいつまでに必要なのか徹底的に擦り合わせましょう。現場や事業部陣がよく使う言葉やチーム文化の特徴をピックアップし、求職者との面談の中で使ってみることも、カルチャーマッチの観点からおすすめの手法です。一番は採用担当者として、その現場の事業や特徴を語れるくらい、精通できていると良いでしょう。

それができれば、面接の中での求職者の希望する条件に対して理解もできますし、さらに今後のキャリアプランに対して明確な回答ができ、双方にとって価値のある面接に繋がります。全ては採用担当者⇄現場、採用担当者⇄求職者の双方の理解がされている面接かどうかが鍵なのです。

引用元|https://www.recruitcareer.co.jp/news/pressrelease/2019/190611-01/

一番ポイントが高かったのは面接官の態度・雰囲気づくりではありますが、次に「職種・部署の詳細情報」というのは、実際に働く職場環境や働いた時の仕事内容、つまりキャリアプランといえるでしょう。

新しい採用手法を取り入れたからといって採用がうまくいくかというとなかなか難しいところがあります。なぜなら新しい採用手法に関して自分自身ナレッジもなく、採用する人を迎い入れる現場との連携もとりにくいからです。

企業が上で求職者が下の時代は完全に終わった

そもそもなぜ今『面接の在り方』を考える必要があるのでしょうか。それは*企業が上で求職者が下の関係性は完全になくなった*からです。今までは企業が求職者を選ぶ側の立場でしたが、今は求職者が企業を選ぶ時代と言っても過言ではないでしょう。

面接の質が高い=採用がうまくいく企業の事例紹介

実際どのような取り組みで面接の質を高めているのか、面接の質が高い企業=採用がうまくいっている企業を紹介します。

どの地域の求職者にも平等で対等な選考を|USEN-NEXT HOLDINGS

USEN-NEXT HOLDINGSでは地方在住の方でも面接を受けれるよう「LIVEビデオインタビュー」を行い、求職者との場所と時間のハンディキャップを埋める取り組みを積極的に行なっています。

また、採用戦略において3つのポリシーを決めており、そのうちの1つとして面接は選考で合否はつけますが、逆に求職者が「この会社は自分に合っているのか」と会社を選ぶ側でもあるという「Fair」の考え方を必ず採用戦略の設計思想に入れています。

詳細詳細|大学1年生にも内定!? USEN-NEXT HOLDINGSが生み出す採用革命と働き方改革

採用担当者は何より現場のメンバーの近くへ|Sansan

Sansanでは自社のカルチャーに合った優秀な技術職を採用するために、現場の技術者を面接に参加してもらうことだけでなく、採用担当者は極力エンジニアやクリエイターと密にコミュニケーションを取ることを重要視したからこその取り組みを行なっています。

実際にエンジニアと採用担当の席を近くしたり、部会に参加したりするだけでなく、採用要件のヒアリングなどのMTGの回数を増やし、Slackでチャンネルを作って何でも質問できるような場を設ける、などオンライン・オフライン問わずコミュニケーションを図る機会を作っています。

このコミュニケーションを図ることにより、採用基準が曖昧なことで、惜しい人材を逃すことはなくなりますし、現場の採用への理解も深まり、その熱を保ったまま面接へ参加するので自然と求職者のことを自分ごとに捉えて対話をするので、双方にとって良い面接の時間につながるのです。

詳細詳細|「技術者の協力なくして、技術職採用は成功しない」 過去最大の採用数を出したSansanの担当者に手法を聞く

面接の質が上がると組織は成長する

そもそも『面接』は双方のコミュニケーションを繰り返すことで、互いに理解を深め合う場です。「お互いが納得した上で入社することができること」、それが面接の目的ではないでしょうか。

そのためには、『対等な関係を築く』、『面接官と人事の協力』、『組織づくり』が重要になってきます。それにより自社にマッチした優秀な人材を採用することにつながり、結果として組織の成長に繋がっていくのです。

なかなか結果の見えにくい部分ではありますが、まずちょっとしたことから変えてみてはいかがでしょうか。

中途入社予定者フォローの必要性と3つの例

2019-08-19 18:16

内定後から入社までの期間をどのように過ごすかで、その人の入社に対する熱量は大きく変化します。実際に、多くの企業は新卒の内定者に対し、懇親会や内定式といった様々なイベントを企画されています。 しかし、内定をもらった中途入社の方に対し、そのような機会を設けることはあまりありません。そこで今回は、中途入社予定者に対する入社までのフォローの必要性と具体例を紹介します。

『エバンジェリスト』とは

2019-08-16 10:26

エバンジェリストとは、IT業界においてテクニカルエバンジェリストとも呼ばれ、テクノロジーの情報や自社サービスのことを、社内外に分かりやすく説明する、エンジニアとマーケターを合わせたような職種です。もともとエバンジェリストとは、キリスト教における福音主義(evangelicalism)からきており、福音(良い音信)を伝える人を指します。

『アルムナイ』とは

2019-08-08 09:30

アルムナイとは卒業生や同級生を意味する英単語「alumnus」の複数形「alumni」が語源になっています。ビジネス界においては、企業から卒業した人、つまり退職者のことを指します。 海外では主流の考え方の1つで、ハーバード大学、オックスフォード大学などはアルムナイに向けて、イベントを企画したり、アルムナイしか買うことのできないグッズを制作したりしています。 外資系コンサルティング会社アクセンチュアでは、アルムナイに対する様々な制度を設けています。具体的にはインターネット上にクローズドのコミュニティを作り、そこで情報共有を行ったり、スキル・人脈をシェアしたりすることができます。所謂オンラインサロンのような役割を担っているのです。

採用に役立つ!? 企業が副業を導入するメリットと注意するべきポイント

2019-08-06 10:32

2018年から政府の方針として、『副業』が解禁されるようになりました。 リクルートキャリアの調査によると、副業や兼業を容認している企業は、まだ約3割と少ないですが、これからより副業が推進されていくことが予想されます。 現在副業をする側に焦点がいきがちですが、企業としても副業を導入しなければならない体制を整えなければいけません。 では、副業をする上でどのようなメリットがあるのでしょうか。 今回は企業が副業を導入するメリットと注意するべきことを採用と照らし合わせながら、紹介します。

『リアルタイムフィードバック』とは

2019-08-01 10:51

リアルタイムフィードバックとは、一般的に四半期や半年に1回実施する人事評価を、1週間や2週間に1回という高い頻度で行う評価制度のことです。 従来のフィードバック面談と異なるのは、『リアルタイム』という点です。フィードバックする頻度を高めることで、より的確な評価を出すことができたり、上長とのコミュニケーションを増やしたりすることができます


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